男性の避妊手術パイプカットってどんな手術なの?

パイプカットについて紹介する医者避妊というと最もメジャーなのはコンドームを利用した方法です。もちろんコンドームでもしっかりと避妊をすることは出来ますが、確実ではありません。また、セックスをする度に装着する必要があります。

避妊方法の種類は女性の方が多いですが、男性が行なう確実な避妊方法があります。それは「パイプカット」です。

パイプカットとは避妊手術のことで、精子の通り道を塞いで精子がでないようにします。

パイプカット、手術…とう聞くと色々不安に感じることも多いと思いますので、ここでは男性避妊手術のパイプカットについて詳しく紹介していきます。

パイプカットとはどんな手術なの?

パイプカットパイプカットの正式名称は精管結紮術(せいかんけっさつじゅつ)といい、睾丸で生成された精子の通り道である精管を切断する手術のことです。

パイプカットを行なうことによって、セックスをしたとしても精子が出てくることはありませんので妊娠することはありません。生殖機能は働かなくなりますが、機能そのものが失われるわけではないので、勃起も可能ですし精液(精子を含まない分泌物)はでます

従来のパイプカットの手術は、精管を2か所縛り、その間を切除することで、物理的に精管のつながりを取り除く方法です。
この手法では、メスを使って陰嚢の皮膚を切除し、性感を取り出して施術を行う必要がありました。

そのため、感染症のリスクは低くありませんでしたし、術後の治癒にもそれなりに時間を必要としていました。
しかし、現在ではこのパイプカットもメスを全く使わないNSVと呼ばれる手法が登場しています。
この手法は、陰嚢を切開するのではなく、針などで穴をあけてそこから精管を取り出して、上記の施術を行う方法となっています。
そのため、メスを使う手術に比べて、体への負担が非常に小さくなるため手術のリスクを最小限に抑えることができるようになっています。

パイプカットの避妊成功率は?

パイプカットの避妊成功率は99.9%で、避妊方法の中でも確実です。
ただ、どうして100%とは言い切れないのか?

その理由は、切断した精管がつながってしまう可能性があるからです。
精管がつながってしまう確率は非常に低いですが、実際につながってしまい、再び精子が出ることがあります。
また、パイプカットを行なった後でも、手術前の精子が精液の中に生きたまま残っている可能性があります。精液の中に生きた精子が残らない状態になるには、最低でも20回の射精が必要と言われています。

パイプカットが出来る人の条件

パイプカットはほぼ確実な避妊方法です。ただ、誰でもパイプカットの手術ができるわけではありません
パイプカットを行える条件としては、

30歳以上である

既婚者

子どもが1人以上居る

配偶者の承諾を得ている

すべての条件を満たして初めて手術を行なうことが出来ます。

パイプカットをするメリット・デメリット

パイプカットのメリット

・避妊具を使用しなくてよい
・ほぼ100%の確率で避妊が出来る
・妊娠させてしまうかもしれないという不安から解放される
・女性の負担も軽減される(ピルの服用、中絶など)
・一度手術を行えば半永久的に効果が持続する

パイプカットのメリットは、やはり高い避妊率と言えます。
男性側としては、膣内射精ができるようになるので膣外射精の為に性行為の最後に膣内より引き抜く必要がなくなります。
コンドームなどのを使っての性行為は感度がどうしても落ちてしまう為、十分に楽しめないというケースもありますが
100%性行為を楽しめるようになるといえます。
また、一度行えば避妊確率は一生ほぼ100%となるため事後のメンテナンスなどの必要もありません。

パイプカットのデメリット

・手術を行なうこととなるので失敗のリスクがある
・体に負担がかかる
・後遺症が残るケースが有る
・再び生殖機能を回復させることが難しい

パイプカットを行うデメリットは、手術によるリスクと一生元に戻せなくなるという事。
結婚をして子供生まれ、今後はパイプカットをして性行為を存分に楽しむ。

そう思って手術をしたけど、もう一人子供が欲しくなるということもあるでしょう。
また、離婚や再婚で改めて子供が欲しくなるケースも珍しくありません
そうした時も、パイプカット手術をしてしまっていると、元に戻せる可能性は非常に低いので
自分の子供を作ることができないという事態に陥ります。

メリットもあるけど、その分デメリットもあるので
パイプカットを行う場合には充分にそうしたことまで考慮した上で行う必要があります。

術後について

手術後について説明する医者手術自体は30分程度で終わります。術後は入院などする必要がなく、当日帰宅することが出来ます。(仕事もOK)

ただし、手術をしてから1週間は性行為やマスターベーションを控える必要があります。その理由は、傷口が開いてしまう恐れがあるからです。傷口が開けば当然痛みも感じます。

また、アルコールや激しい運動も1週間程度は控える必要があります。

手術を行なったあとは、精液のなかに精子が含まれていないか検査が行われます。

検査で精子が含まれていないことが確認されればパイプカットは成功となります。

痛みはどうなの?

手術と聞けば「痛い」というイメージがあります。ただ、パイプカットをする際には痛みを感じないように麻酔が行われます。

麻酔は病院によっても違いますが、マスクでガスを吸うマスク麻酔と注射で麻酔を行なう静脈麻酔があります。完全無痛で手術を行っている病院もありますので、事前にネットで調べておくと良いでしょう。

費用はどのくらいかかるのか

費用を提示する医者パイプカットは保険適用外の手術となります。病院によっても大きく費用は異なりますが5~20万円程度です。相場は10万円と考えておくと良いでしょう。

病院のホームページにパイプカットの料金が記載されている事が多く、記載されていない場合でも問い合わせれば金額を教えてもらうことが出来ます。

元に戻したい時は

パイプカットを行ったものの、再び子供がほしいと思った場合
精管を再び結合させることは基本的に不可能だと考えておきましょう

再結合は簡単にできることではありませんし、再結合の手術自体はありますが完全に、元の状態へ戻すことは非常に困難であるため、戻らない可能性の方が高くなります

そうなると、子供が欲しいけど子供ができない体になってしまうという事ですから、非常に大きな後悔をすることになります。

パイプカットを行なう場合には「本当に今後子供がほしくないか」ということを十分に考慮したうえで決断する必要があります

当然、自分一人の意思だけで独断して手術を行うのではなく、家族でよく相談した上で決める事が重要になります。

また、パイプカット手術には手術を受ける条件などもあるため、手術できないケースもあります。

この条件というのは、母体保護法と呼ばれる法律によって定められているものでありこの条件を無視して手術を行う事は違法になるため

そうした説明などが十分に行われるような病院で手術を受けることは非常に重要です。

逆に言えば、そうした部分で適当な病院はそれ以外の部分についても非常に適当である可能性が高い為、リスクが非常に高いと考えても問題ありません

病院選びにおける一番のポイント

パイプカットを行う場合の病院選びの方法は様々です。
基本的に保険が適用されない手術を受ける事になるので、料金などで決めるというケースもあるでしょう。
ですが、一番重要なのは説明がきちんと行われるかということ。
パイプカットは、一度行えば元に戻せる可能性は非常に低い手術です。
そのため、手術を受ける前のカウンセリングや診察で丁寧に説明されるかどうかというのは非常に重要なポイントと言えるでしょう。
また、病院によってパイプカット手術を受けられる条件もバラバラ。
条件が緩すぎる所は、あまり患者の立場で考えていないという風にも考えられるので、そうした病院を避けるのも一つの方法です。

パイプカット気になるQ&A

実際にパイプカットを行おうと考えた上で、気になるポイントは上記以外にも様々。
ここからは、そうしたパイプカットにまつわる疑問の中でも特に多くの人が気になる疑問についてQ&A形式でお答えしていきます。

性欲や精力は低下しない?

男性ホルモンや精子を作る場所の睾丸そこから精子の通る道である精管をカットするから性欲とかも落ちてしまいそう。
そう考える人は多いです。ですが、こちらの心配は一切ないと考えてよいでしょう。
パイプカットによって性欲が低下せずに、パイプカットをしていない人と同じように性欲があるという統計も出ています。

パイプカットしても勃起する?勃起力が弱くなったりしない?

多くの人が気になるポイントとして、精子を遮断するから勃起力とかが落ちないか?という心配です。
こちらの答えは、特に弱くなることはありません。勃起や勃起力にかかわっているホルモンは精子の通る管ではなく血管を流れます
そのため、精子の通る管をカットして結ぶパイプカットをしたからといって、勃起力が落ちたりすることはありません。

射精の感覚とかは変わる?

パイプカットをして膣内射精を存分に楽しみたいからパイプカットをしたのに気持ちよさが半減したりしてしまったら意味がない。
かといって、パイプカットをしてしまうと元に戻すことはできない。そのために一歩を踏み出せずにいるというケースもあります。
非常に重要なポイントでしょう。ですが、基本的に射精感や気持ちよさなどが変わるということは基本的にありません
パイプカットをしたからと言って、精液が出なくなるわけではありません。
精液中の精子がゼロになるだけなので、パイプカットをしたからといって何も出なくなるわけではありません。

未婚と既婚でパイプカットを受けられる条件が変わるの?

既婚者の場合、パイプカットを行うには配偶者の同意が必要になります。
独断でのパイプカットは、離婚の事由にもなります。ですから配偶者の同意が必要になるわけです。
では、未婚の場合はどうでしょうか。
未婚の場合でも、パイプカットは不可能ではありません
ですが、将来的に自分の子供が欲しいと思っても、絶対にできない体になってしまうため
十分に考えた上で、決断を行う必要があります。
また、手術を受ける病院などによっても、既婚や未婚で手術を受けられるかどうかといった条件も変わる可能性があるので
手術を受ける前に、よく調べる必要があります。

パイプカット以外の避妊手法

パイプカットをしたいと考えてはいるけど、また子供が欲しくなるかもしれないというケースは珍しくありません。

子供が要らないからとパイプカットをしたけど、手術から数年経ってパートナーがもう一人子供が欲しいと思うなんてこともあります。

色々と考えて決断したけど、その決意が揺らぐことは珍しくありません。

一度パイプカットをしてしまうと、再び元の状態に戻すことは非常に困難ですし、パートナーに対して再び子供が欲しいと打ち明けることも難しくなります。

手術がしたいけど、気が変わるかもしれない、料金が高い、条件をクリアできない。そうした時に取れる選択肢は

・コンドーム

・低用量ピル

・リズム法

上記のようなパイプカット以外の避妊法です。
上に挙げた3種の避妊法でも適切に避妊を行う事で、100%近い確率で避妊ができるので
確実に避妊をしたいからという理由なのであれば、上記のような方法でも問題ないと言えます。
しかし、それぞれの手法ごとにメリット・デメリットがあるのでメリットやデメリットを適切に把握したうえで
どういった手法で避妊を行っていくのかを考えましょう。

コンドーム

言わずと知れた避妊具のコンドームを使う事で避妊が可能です。
コンドームも当然、めいかくなメリットやデメリットがあります。

コンドームのメリット

避妊だけでなく、性病感染を防ぐ効果がある。
複数人の相手と関係を持つというような場合には、最適。

コンドームのデメリット

ゴムの装着感がゼロになることはない。
正しく装着できなかった場合や、性交中に破損した場合、妊娠する可能性がある。
上記の理由で、避妊成功率は8割程度とされており、2割の確率で妊娠する可能性があります。

 

リズム法

避妊具や医薬品を使わず、完全にタイミングだけで行う避妊手法がリズム法です。
簡単に行える避妊手法ですが、その避妊率は最も低くなっています。

メリット

費用などをかけずに避妊ができる
ゴムの装着感や薬の副作用などがない

デメリット

妊娠する可能性が最も高い。
妊娠してしまった場合には、堕胎手術になるケースも。

 

低用量ピル

男性手動ではなく、女性に協力してもらう形で避妊を行う時に使うのが低用量ピルです。

低用量ピルのメリット

99%近い非常に高い避妊率を誇る最高峰の避妊手法
PMS解消にも役立つ

低用量ピルのデメリット

服用を続ける必要があり、2日以上飲み忘れてしまうと妊娠する状態に戻ってしまう
副作用が現れる場合がある。

 

トリキュラー

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